奈良で医療系を目指すなら、まず候補に挙がるのが奈良県立医科大学(奈良医大)です。
医学科と看護学科を擁し、附属病院での実践的な学びを通して、地域医療から高度専門医療まで幅広く対応できる人材を育成しています。
この記事では、奈良医大の特徴、附属病院での実習環境、就職実績、入試情報まで詳しく解説します。
奈良県立医科大学とは?
奈良県立医科大学は、1945年に設立された公立医科大学です。
奈良県唯一の医科大学で、医学・看護・臨床・研究を一体的に学べる環境が整っています。
- 所在地:奈良県橿原市四条町840番地
- 学部:医学部(医学科・看護学科)
- 附属施設:奈良県立医科大学附属病院
医学科|医師を目指す6年間の学び
奈良医大の医学科では、「人間性豊かな良医の育成」を目指し、基礎から臨床まで体系的に学びます。
カリキュラム
- 1〜2年次:基礎医学、解剖学実習、生命倫理
- 3〜4年次:臨床医学、チーム医療演習、OSCE
- 5〜6年次:附属病院での臨床実習(スーパーローテーション)
また、最先端医療の研究にも触れられるため、臨床・研究の両面から幅広いキャリアを目指せます。
看護学科|看護師・保健師・助産師を目指す
2004年に設置された看護学科では、看護師・保健師の国家試験受験資格を取得可能です。
さらに、大学院進学で助産師を目指す道も開かれています。
カリキュラムと特徴
- 看護過程に基づいた臨地実習が豊富
- 附属病院や地域医療機関での実習に強い
- 地域包括ケアや在宅看護もカバー
国家試験合格率
令和3〜5年度の看護師国家試験合格率はほぼ100%。保健師試験も高い合格率を維持しています。
附属病院で学ぶ最先端医療
奈良医大附属病院は、奈良県内で唯一の特定機能病院であり、約992床を有する大規模医療施設です。
高度救命救急センターを併設し、最新設備を活用した実習で実践力を磨くことができます。
- 病床数:約992床
- 診療科数:30科以上
- 職員数:約2,000名
卒業後の進路
医学科
- 奈良医大附属病院での初期研修医
- 大阪公立大学医学部附属病院など関西圏の大学病院
- 大学院進学・研究職
看護学科
- 奈良医大附属病院
- 奈良県総合医療センター
- 大阪府内の大学病院・総合病院
- 行政機関(保健師)
入試情報とオープンキャンパス
奈良医大では、医学科・看護学科ともに複数の入試制度があります。
オープンキャンパスでは、模擬講義や附属病院見学も実施されます。
- 一般選抜(前期・後期)
- 学校推薦型選抜(地域枠含む)
- 社会人入試(看護学科のみ)
詳細は奈良医大入試情報をご確認ください。